地域で一番感謝される
接骨院を目指します。

接骨院とスポーツ・フィットネスジムと連携して、
怪我から怪我の予防、健康なカラダ作りまで
トータルでサポート致します!

2018.04.19更新

 よく患者さんからうける質問のひとつに「関節がよくポキポキ鳴るけど大丈夫?」というものがあります。

ケンシロウ

 

関節の部位によって、首ポキ、指ポキ、顎ポキなどと表現されることが多く、ポキッ、ポキポキ、コキコキ、など様々な擬音語で表現されることがあり、医学的には「クリック音」や「関節内轢音」といいます。

結論からいうと音に痛みがともわなければほぼ大丈夫です。

関節内轢音の物理的なメカニズムは未だ100パーセント証明されてはいませんが、以下のようにいくつかの理論が提唱されています。

①関節内のキャビテーション — 関節に物理的な力が加わったとき、内部では滑液の流れの中で真空に近い部位が出来る。そして小さな気泡が多数生じ、それらがはじけて大きな音が出る。※この説明ではどの関節でも行うことが出来るといえます。例えば脊椎の徒手整復術(マニピュレーション)など。
②靱帯の急速な伸張に伴うもの
③関節内に出来た癒着の剥がれることによるもの
④関節腔内の空気が弾けたり移動したりすることによるもの(気泡緩衝材をつぶすのと同じ原理)

これらの理論の内最も支持を得ているのが①です。

関節は骨と骨が関節包という袋のような物に覆われていて、関節腔という僅かな隙間があり、そこには滑液という一種の潤滑油で満たされています。

かんせつ

関節を曲げたり伸ばしたりすると、関節腔の容積が増し、その分負圧が生じ、結果滑液が気化し空洞(キャビティ)が発生します。そして下がった圧力を戻す働きが作用し、反対側から滑液が一気に流入して空洞が消滅すると同時に関節内轢音がするというわけです。

気化したガスの成分は二酸化炭素或いは窒素であるといわれています。

 

 あまり頻繁に関節を鳴らすと将来関節が変形するといわれることもあるようですが、このぐらいの外力でそんなことないと思います。

もちろん不必要に無理な力で強く鳴らしすぎると関節炎を起こす可能性はありますが、軟骨や骨の変形にまでは影響をほとんど与えないと思われます。

冒頭での結論と重複しますが

痛みを伴わなければ、関節の音を気にする必要は特にありません。

 

また整体やカイロの施術者がこれらの音を「ズレがもどる音」「骨を矯正する音」と表現する方々がいるようですが

これも上記の理由から整復音とはまったく違うのでそのような説明をする施術者には注意が必要ですね(笑)

 

投稿者: やまと接骨院

PageTop