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2025.11.18更新

 こんにちは。
やまと接骨院 院長の 杉浦 大和 です。

季節の変わり目は体調を崩しやすく、鼻や喉の不調を訴える方が非常に増えています。
実は先日、自分自身も数日ほど 副鼻腔炎のような症状が続き、体が重だるい状態が続きました。

「このままでは良くないな」と感じたため、夕食で ニンニクを多めに摂ったところ、翌日にはかなり体調が改善。
その変化が気になり、改めて “ニンニクと免疫” の関係について調べ直してみました。

今回は、その内容を分かりやすくお伝えしたいと思います。

ニンニクの主成分「アリシン」による免疫強化のメカニズム

ニンニクを刻んだり潰したりすると生成される成分 アリシン(Allicin)。
このアリシンには、研究で確認されている 多面的な免疫サポート作用があります。

ポイントを順番に解説します。

① 免疫の最前線「マクロファージ」を強くする

マクロファージとは、
細菌やウイルスを取り込み処理する、免疫の最前線の細胞です。

アリシンはこのマクロファージの…
• 細菌を食べる力(貪食作用)をアップ
• 殺菌力のもとになる NO(一酸化窒素)産生を増加
• IL-1β や TNF-α といった免疫を動かすサイトカインの分泌を促進

という働きが報告されています。


ニンニク抽出物がマクロファージの貪食作用を強く増加させた研究があります。

つまり、
免疫の第一線がしっかり働きやすい体になるということです。

② ウイルス対策の要「NK細胞」が元気になる

NK細胞(ナチュラルキラー細胞)は、
ウイルスに感染した細胞やがん細胞を直接破壊する役割があります。

アリシンには NK細胞の…
• 細胞を壊す力(細胞傷害活性)の増加
• 抗ウイルス物質「インターフェロンγ」の産生増加

などの効果が認められています。

ニンニク成分を継続摂取したヒトの研究で、NK細胞活性が上がったという結果があります。

これは
ウイルス感染に対する防御力が高まることを意味します。

③ “無駄な炎症”を抑えて、免疫の負担を軽減

免疫が弱る大きな原因のひとつが、
体内で炎症が必要以上に続いてしまうことです。

アリシンには…
• 強い抗酸化作用
• NF-κB(炎症のスイッチ)の働きを抑制
• 過剰な炎症性サイトカイン(IL-6, TNF-α)の減少

といった働きがあり、
炎症による体の負担を軽減する効果があります。

アリシンが炎症性サイトカインを減らしたという報告があります。

これは、
免疫が本来の仕事に集中しやすい環境を整えるということにつながります。

④ 細菌・ウイルスそのものを直接弱らせる作用

アリシンそのものにも、
抗菌・抗ウイルス作用 が確認されています。
• 細菌の酵素阻害
• 細胞膜の破壊
• ウイルスの複製抑制

など、直接的に病原体を弱らせる働きがあります。

例としては…
• 黄色ブドウ球菌
• 肺炎球菌
• インフルエンザウイルス
• RSウイルス

などに対する効果が報告されています。

まとめ:ニンニクは“食べられる免疫サポーター”

アリシンの作用をまとめると、
• 免疫の前線部隊(マクロファージ)を強化
• ウイルス処理班(NK細胞)を強化
• 過剰な炎症を抑制し、体の負担を軽減
• 細菌・ウイルスそのものを弱らせる

と、複数の角度から免疫を支えてくれる食品だということが分かります。

おいお

今回、私自身が「ニンニク摂取後に調子が良くなった」と感じたのも、これらのメカニズムを踏まえると自然な反応だと思います。

季節の変わり目で不調が増える時期こそ、
食事も含めた体調管理がとても大切です。

投稿者: やまと接骨院

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