足部周辺の施術をおこなうとき足底筋をさわると時患者さまから「足の裏のここが痛いと肝臓が悪いらしいけど大丈夫か?」「前に足つぼにいったらここを押されて痛がると腎臓が悪いといわれたがほんとですか?」といわれたりすることがあります。
このブログを読んでる方の中にも整体や足つぼサロンなどで同じことをいわれた経験が方がみえるかもしれません。
結論からまずいいましょう。
「まったく心配しなくて大丈夫です。」
その理由を順番に説明していきましょう。
日本で足つぼというとこういう足底と身体各所をむすびつけた図をみたことがないでしょうか?
これはじつは東洋医学のつばや経絡から発生したものではなく、アメリカ発祥の「リフレクソロジー」または「反射療法」とよばれる、主に足の裏(手の平などを含む場合もある)の特定部位を押せば体の特定部位に変化が起こるという考えに基づき、疲労の改善などをはかる療法のものです。
また上記図は「足裏反射区図」もしくは「フットチャート」とよばれるもので「足裏ツボ図」とよばれるのは正確ではありません。
なぜなら東洋医学による足裏ツボの図はこちら
驚くことに足の裏には「湧泉」という疲労回復、自律神経を整えるといわれるツボただ一つなのです。
そして足裏反射区図は医学・科学の研究者からはリラックス目的以上の根拠がないとして現在否定されています。
また最大の疑問なのは足ツボのセラピストたちが内臓が悪いと患者さまには伝えるのに医療機関をすすめないのはおかしいということです。
もし自分が患者さまに内臓疾患の疑いが少しでもあれば関連医療機関へすぐさま紹介いたします。